日足

まず、日足チャートを引いて、週足レベルで見ると、一度は高値更新して安値を切り上げてきたものの、その後、高値更新とはならず、高値切り下げてきています。
今は三角持ち合いのように見え、下位足の状況によっては買いも売りも検討できそうです。

日足を細かく見ると、過去から効いている節目のゾーン(赤塗りつぶし)を上抜けして支えられた後、上昇しましたが、週足レベルの高値に到達することなく、節目・押し安値を割って上昇トレンドを崩していました。日足レベルでは押し安値を割り、目線は一時的に下に傾いていたため、市場参加者の多くは戻り売りの準備をしていました。

ただ、今の状況では日足は下降トレンド転換したとは言い切れない状況と考えています。ダウ理論の下降トレンドの定義は高値切り下げ、安値更新です。今回の値動きは高値切り下げなき、安値更新となっており、今後、下降トレンドに入りそうだなという不確定要素を残した場面です。
4時間足

黒枠内が今週の値動きになります。先週の売りから一転、急激な買いが入りましたが、引いていた日足レベルの節目のゾーンに上昇を止められ、いったんは下落します。
しかし、下値は4時間足の20SMAにもガチッと支えられ、安値を切り上げ、もう一度高値を試す動きになりました。その後、再度節目で跳ね返される動きになっています。ここからも、引いていた節目の赤ゾーンが極めて固いことが伺えます。
この時の相場の仕様は以下のようにバチッと固定されていました。
【上値の壁】: 日足レベルの強力な赤ゾーン(レジスタンス)
【下値の床】: 4時間足の20SMA(サポート)
1時間足

1時間足で見ると、黒枠内が今週の値動きになっており、今週トレードしたのは赤枠の2回です。
1回目のエントリー

上記画像は1時間足チャートを拡大したものです。
先程、日足で見ていたように目線は「戻り売り待ち」になっている状況でしたが、4時間足のサポートの強さから、その高値切り下げポイント(赤ゾーン)を「買い」で内側から打ち抜く仕掛けを選択しました。固い赤ゾーンをうまく抜けてくれれば、逆にそこに支えられて大きく利を伸ばせる(レジサポ転換)という期待値があり、逆に赤ゾーンで完全に跳ね返されるのであれば、微益・微損で逃げればいいという明確な撤退プランを持ったトレードです。
青線のダブルボトムのイメージから、2個目の山で15分足レベルが上昇トレンドに切り替わったため、損切り幅を抑える目的で、少し早めにエントリー位置を仕込んでいました。
しかし、細かく見ると数pips高値を更新したものの、スプレッドの影響もあり、最悪なヒゲの先端でのエントリーとなってしまいました。切り上げてきている安値も固そうでしたが、一瞬だけ数pips下抜けてヒゲで損切りを狩られるという、非常にタイトなノイズに巻き込まれ、1回目は損切りとなりました。
2回目のエントリー

1回目のエントリーは下ヒゲで狩られてしまい損切りとなりましたが、ローソク足の実体は下抜けずにすぐ戻っていきました。システム的に見れば、【サポートラインが実体で割れていない=ロングのエントリー根拠は崩れていない】と判断。ノイズを排除し、もう一度高値抜けから再エントリーを実行しました。
深夜に勢いよく上に伸びていき、一時は赤の抵抗帯もそのままブレイクしそうな勢いだったため、部分利確をせずに保有したまま就寝。翌日、チャートを確認すると、やはり日足レベルの赤の抵抗帯の壁は厚く、激しく押し戻されて安値を割る動きを見せたところで決済。結果は微益撤退となりました。
今週のトレード総括
今回の1回目、2回目の買いでの仕掛けは、前述の通り「日足の赤の抵抗帯が非常に固く、日足レベルでの高値切り下げポイントを形成しにくる(=落とされる)可能性」が事前に分かっていました。
そのため、リスクヘッジとして、【通常のロットよりも枚数を落としてトレードを行う】という資金管理を行いました。
結果、トータルでは少しマイナスで終わる週となりましたが、
期待値の高い局面まで「待つ」ことができた
ノイズで狩られても、ロジックが崩れていなければ即座に再エントリーできた
不確定要素が多い壁際だったため、ロットを落として致命傷を防いだ
という3点は評価できる1週間になりました。
来週のシナリオ
来週のシナリオをいくつか考えてみたいと思います。
売りシナリオ①

週明け、トレンドラインを下抜けし、価格1.34013辺りに見える日足レベル節目も下抜け、その後、戻りを付けてその節目に上昇を止められ、短期的にも4時間足の高値切り下げポイントを成形。4時間足MAが上から押さえてくる状態となったところで、下位足レベルでダブルトップ or 高値切り下げ安値更新でエントリー。結局は日足レベルでの売り継続。目標は前回の安値までを見ています。
売りシナリオ②

売りシナリオ①のような動きにならず赤ゾーンにもう一度、高値を試しに行く。しかし、またもや跳ね返され、4時間足レベルで明確に高値を切り下げる。4時間足MAも上向きだったのが、徐々に水平になり、上から押さえてくるかと見せる動きになる中、下位足レベルでダブルトップ or 高値切り下げ安値更新で売りエントリー。こちらも、結局は日足レベルでの売り継続。決済は日足レベルの節目で部分利確し、残りはダウで付いていくイメージです。
買いシナリオ①

週明け早々、固かった赤ゾーンを上抜けし、押しを見せる。その押しが今まで上昇を抑えていた赤ゾーンで逆に支えられ、また、下からは4時間足MAも支えてくるかと見せる中、下位足レベルでダブルボトム or 安値切り上げ高値更新で買いエントリー。今まで天井として機能していたラインが床に変わるレジサポ転換の動きを狙っていきます。決済は日足MAが上は抑えてくるので部分利確を挟みながら、残りはダウで付いていく。
ここまで3つのメインシナリオを定義しましたが、これらはあくまで「現時点のチャートデータ」から導き出した静的な設計図に過ぎません。
実際の相場は常に動的なアップデートを繰り返すため、週明けのオープン後に以下のような想定外の挙動をした場合は、一度既存のシナリオを破棄し、リアルタイムで構築し直す必要があります。
トレーダーは「未来の価格を予測する」のではなく、「目の前の値動き(事実)に合わせて条件式を組み替える」のが仕事です。週明けの値動きが想定ルートから外れた際は、焦ってエントリーを狙うのではなく、再度マルチタイムフレーム分析を行い、シナリオを組み直しして臨みます。















