【週間振り返り】ドル円チャート分析と環境認識のやり方を解説

【週間振り返り】ドル円チャート分析と環境認識のやり方を解説

 

今週のドル円は、急激な上昇や高値圏での急落など、上下の揺さぶりが激しく「どこで入ればいいのか分からない」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

短期足が上下に振れる週ほど、上位足の“確定した事実”を基準にしないと、判断がブレやすくなります。

FXで安定して利益を残すためには、目先の値動きに惑わされず、確定したチャートから上位足の事実を正しく紐解く「環境認識」が欠かせません。

この記事では、確定した日足・4時間足・1時間足のチャートをマルチタイムフレーム分析でフラットに振り返り、移動平均線(MA)の収束・拡散を使った「初心者でも一目で分かる絶好のエントリーポイント」の見つけ方をロジカルに解説します。

「今週の相場はどう動いていたのか」「なぜそこで見送るべきだったのか」というリアルな売買判断の思考プロセスを学び、来週からのトレードに活かしていきましょう!

日足(引き)|大局は強力な上昇トレンド

ドル円日足引き 上昇トレンド継続
ドル円チャート(週足レベル)

*赤ゾーンは目立つ高値ゾーン、青ゾーンは161円のキリ番エリアに引いています。

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まずは、日足チャートを少し引いて、週足レベルの大きな流れを確認してみましょう。

週足レベルの要点

・圧倒的な上昇トレンドが継続中

・先週付けた最高値162.8円を視野に、じりじりと安値を切り上げる展開

・一時的な急落があっても、すぐに強い買い戻しが入る押し目買い優勢の相場

 

最高値162.8円を視野に安値切り上げ

先週に最高値162.8円を記録した後も、大局の波は崩れていません。チャート分析の基本通りにじりじりと安値を切り上げる強い形が続いており、上値を目指すエネルギーが蓄えられている状態です。

急落してもすぐ戻す圧倒的な買い圧力

一時的に急落する局面があっても、すぐに全戻しする展開が目立ちます。下位足のノイズに惑わされず、この「圧倒的な押し目買い優勢」の地合いを頭に入れておくことが、負けない売買判断の第一歩になります。

 

日足(拡大)|高値切り下げ・安値切り上げのレンジ形成

ドル円日足 上昇トレンド継続
ドル円チャート(日足)
日足の要点

・最高値は更新できなかったが、安値は切り上げている

・高値切り下げ・安値切り上げのレンジ(三角保ち合い)を形成中

・来週の戦略: 大局の押し目買いを軸にしつつ、保ち合いのブレイクを注視

 

最高値更新はならず再度急落

先週の急落からは力強く回復したものの、162.8円の最高値を超えることはできずに手前で失速し、再度急落する展開となりました。上値の重さ(利益確定売りなど)も意識された形です。

急落時の安値は徐々に切り上げ

一方で、再度の急落に見舞われたものの、直近の安値を割り込むことはありませんでした。安値は徐々に切り上げており、下値の堅さも同時に証明された「高値切り下げ・安値切り上げ」の局面に移行しています。

大局では強い上昇トレンドが継続していますが、短期的にはエネルギーを溜めるレンジを形成している状態です。

来週の戦略|パワーの蓄積を見極める

大局は強い上昇トレンドですが、日足レベルでは次の上昇に向けたパワーを溜めるレンジの動きを見せています。来週は、この保ち合いを上に抜けて最高値を再度目指すのか、あるいは安値を割り込んで深い調整に入るのかを見極め、しっかり引きつけてから売買判断を下すのが賢明なやり方です。

 

4時間足|急上昇からの絶好の押し目形成

ドル円4時間足 上下に振られる展開
ドル円チャート(4時間足)
4時間足の要点

・押し目なしの急上昇の後、絶好の押し目買いの局面を形成

・上下に激しく振られる今週のドル円において、明確に狙い目を絞れる重要なポイント

 

急上昇からの明確な押し目買い局面

先週の急落後、押し目を付けずにV字で急上昇していきましたが、その後はいったん綺麗な押し目をつける動きとなりました。この4時間足の押し目は、1時間足ではより細かい波形として現れ、買い場が明確に視認できます。

大局の強力な上昇トレンドの方向とも一致しており、チャート分析の基本として見逃せない「絶好の買い場」を提供した局面です。

高値更新ならず一転して急落するリスクも

押し目からの再上昇自体は非常に綺麗な狙い目でしたが、最終的には高値を更新できずに一転して激しく急落する展開へ繋がっていきました。上下の揺さぶりが激しい相場だからこそ、この「押し目からの上昇分」をどう利益に変えるか、あるいはディフェンスに切り替えるかの売買判断が問われるシーンです。

 

1時間足|週間の値動き

ドル円1時間足 上下に振られる展開
ドル円チャート(1時間足)
1時間足のまとめ

・今週のドル円はノーエントリー

・しかし、視覚的に分かりやすく手堅く利益を取れる「絶好のタイミング」が存在した

・リアルな生活リズムや、急な値動きの崩れに伴う「見送り判断」のプロセスを解説

 

① 週初め:押し目なき急上昇でタイミング合わず

今週のスタート直後は、1時間足レベルで分かりやすい押し目を作ることなく、一気に上昇していきました。ダウ理論をベースにしたロジカルな売買判断のやり方としては、無理に飛び乗らずに「見送る」のが正解となる局面です。

② 絶好の買い場。しかし、早朝の就寝時間帯により見送り

 翌日、4時間足レベルでも確認できた「絶好の押し目買い局面」を1時間足で迎えました。初心者でも非常に分かりやすく利益を狙える教科書通りの美しい形状でしたが、あいにく「早朝の就寝中」のタイミングだったため、ここは物理的にエントリー不可となりました。

下記に紹介しておきます。

ドル円1時間足 エントリーポイント
1時間足拡大 エントリーポイント紹介

視覚的に一目で分かる「MAの収束から拡散」

日足MAに対して4時間足MAが収束から拡散へ向かう地合いの中、さらに4時間足MAに対して1時間足MAも収束から拡散へと向かうポイントでした。複雑なチャート分析をしなくても、「MAの傾きと広がり」を見るだけで上昇の優位性が一目でパッと判別できる、初心者にとって最も見つけやすい形です。(解説の便宜上、普段1時間足チャートに表示していない日足MAを黒色で表示しています)

ダウ理論の波も綺麗に合致

視覚的に分かりやすいMAの動きに連動するように、実際の値動き(ダウ理論)も4時間足の安値切り上げから、1時間足レベルでの「安値切り上げ・高値更新」という綺麗な波を描いていました。インジケーターと生の値動きの根拠が綺麗に重なる、教科書通りのエントリータイミングです。

鉄壁のリスク管理と決済のやり方

もし仕掛けるなら、直近安値の下にしっかりと損切(LC)を配置。上昇後は直近高値で手堅く半分(1/2)を決済し、残りはLCを切り上げる安値の下に移動させて利益を伸ばすという、リスクを最小限にしながら逃げ切れる局面でした。

③ 次の局面:高値超えのシナリオを描くも、急落でシナリオ崩壊

その後、再度チャートが押してきたところで「直近高値を超えたら買いエントリー」というシナリオを用意して構えていました。しかし、高値をブレイクする前に一転して急落する動きとなったため、売買の条件を満たさずノートレードとなりました。

 

今週のドル円相場総括:大局の強さと短期の揺さぶりが混在した1週間

【今週の総括メッセージ】

  • 週足・日足レベル: 強力な上昇トレンドをベースにした「安値切り上げ」

  • 4時間足・1時間足レベル: V字回復からの激しい乱高下で、仕掛け所が極めて限定的な展開

  • 難解な相場だからこそ、忍耐が試された週

今週の相場が教えてくれたこと

売買ルールに徹した「根拠ある見送り」

今週は急上昇からの押し目なき上昇や、高値圏からの急落など、波の反転パターンに再現性が低い難解な推移をたどりました。ダウ理論に基づいたロジカルなシナリオが描けない以上、エントリーを見送る(ノートレード)のは売買ルールに則った客観的な判断であり、一貫したトレードを続ける上で必須のプロセスと言えます。

「わかる形」だけに絞る

そんな乱高下の中でも、深夜帯に現れた「日足MA・4時間足MA・1時間足MAがトリプルで収束から拡散へ向かう局面」のように、一目で上昇の優位性が判別できる鉄板のポイントは確かに存在しました。 こうした「勝てる綺麗な形」だけをじっと待ち、それ以外はリスクを排除してスルーするという引き算のやり方こそが、トータルで利益を残し続けるための本質です。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

今回の検証が、あなたのトレードを見直す少しのキッカケになれば幸いです。

 

過去の週間振り返りはこちら。

ドル円 介入リスクとチャート|初心者向け週間振り返り(6/22~26) - Forex Compass

 

 

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