
水平線やトレンドラインを1本引くたびに、ツールバーやメニューから図形を選び直す作業を、面倒だと感じたことはないでしょうか。
MT4・MT5には、図形をコピー&ペーストする機能がありません。
同じ形の線を何本も引きたいときほど、この手間が気になります。
この面倒さを解消するために、ショートカットキー1つで作図できる自作インジケーター「OneKeyDraw(ワンキー作図ツール)」を作りました。
この記事では、作ったきっかけと、実際に使って変わったことをまとめます。
OneKeyDrawとは|MT4のショートカットキーで作図するツール
OneKeyDrawは、マウスをチャート上に置いたまま、キー1つで水平線・垂直線・トレンドライン・チャネル・テキストを描けるMT4/MT5用インジケーターです。
売買のシグナルやエントリーポイントを示すものではなく、あくまで作図を補助する道具です。
ショートカットキーでできること

主な操作は次の通りです(キーは設定で変更できます)。
- Cキー:オブジェクトのコピー
- Xキー:選択解除
- Hキー:オブジェクトの非表示/表示
- Fキー:トレンドラインを水平にする(ダウカウントを書き込むときに使用)
- Qキー:マウスの位置に水平線
- Wキー:マウスの位置に垂直線
- Eキー:トレンドライン(1回目で始点、2回目で終点)
- Rキー:チャネルライン(1回目で始点、2回目で終点、3回目で幅)
- Uキー・Yキー:時間足を1つ上げる・下げる
- Iキー・Oキー:チャート拡大・縮小
対応している図形
複製に対応しているのは、トレンドライン・水平線・垂直線・矩形・チャネル・テキスト・ラベル・矢印アイコンです。
一方で、フィボナッチやエリオット波動、ピッチフォークなどは対象外です。選択して複製を試みると、「このオブジェクトは非対応です」と表示されます。
作ったきっかけ

このブログでは、ダウ理論でトレンドを把握する考え方を軸に、スイングの高値・安値を水平線で結んで環境認識をしています。
複数の通貨ペア・複数の時間足を見ていると、似た形の線を何本も引く機会が増えます。
そのたびに図形を選び直す操作が、地味に時間を取っていました。
MT4・MT5の標準機能だけでは、この手間を減らす方法が見つからなかったため、自分で作ることにしました。
実際に使ってみて変わったこと
同じ線を引く手間が減った
導入してからは、マウスを置いた位置にキー1つで線を引けるようになり、作図にかかる時間が大きく減りました。
複製も同様です。1本引いた水平線を違う価格帯にも使いたいとき、Cキーを押してドラッグするだけで済みます。

複数チャートの同期で目線のズレが減った
同じ銘柄を複数の時間足で開いているとき、片方のチャートで描いた線が、もう片方にも自動で反映される設定(SyncEnabled)があります。
これにより、マルチタイムフレームでの環境認識をするときに、時間足ごとに同じ線を引き直す作業がなくなりました。
手描きの図形も同期対象なので、普段の作図スタイルを変えずに使えます。
1時間足で引いた線が、4時間足のチャートにもそのまま現れます。
使う前に知っておきたい注意点と、向いている人
自分で使っている立場として、良かった点だけでなく、知っておいた方がよい制限や、向き不向きも正直に書いておきます。
非表示(Hキー)は全図形が対象
削除ではなく一時的な非表示なので、もう一度Hキーを押せば元に戻ります。ただし、特定の時間足だけで表示する設定にしていた図形は、再表示時にその設定が失われます。
同期できるのは同じ銘柄のチャートだけ
同期は同じ銘柄のチャート同士に限られます。また、他のインジケーターが自動で作る線は、基本的に同期されません。
こんな方には、あまり向いていません
反対に、水平線やトレンドラインを毎日何本も引く方、複数の時間足を見ながら同じ線を引き直している方には、作図の手間を減らせるはずです。
まとめ
OneKeyDrawは、水平線・トレンドライン・チャネルなどをキー1つで描き、複製や時間足の切り替え、複数チャートでの同期まで行える自作のインジケーターです。
同じ作業を何度も繰り返す手間を減らし、分析そのものに時間を使えるようにする道具として作りました。
現在、GogoJungleでの出品準備を進めています。公開できる状態になったら、このブログでもあらためてお知らせします。
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