
週間振り返り|ユーロドルの環境認識とトレード解説(8/17~22)
今週のユーロドルは、週足・日足・4時間足がそれぞれ異なる方向を示し、初心者が最も混乱しやすい“時間軸の不一致”が発生した一週間でした。
本記事では、実際のチャートを使いながら 「どの時間軸を軸にすべきか」「押し目の根拠をどう積み上げるか」 を具体的に解説します。
読み終える頃には、迷わない環境認識と 再現性のあるトレード戦略の組み立て方 を身につけられるはずです。
週足の環境認識|下降トレンドの戻しで売り圧力が残る

・ダウ理論上は下降トレンドの戻し中。
・月足MAと週足MAの関係は収束→拡散に見える局面。(上昇優位)
ダウ理論によるユーロドル週足トレンド認識
チャート上の橙色波形を見ると、直近高値・安値を順次切り下げており、目線は一時的に下降トレンド(売り優位)です。
現在は直近の安値更新(切り下げ)を受けた「戻し(高値切り下げポイント)」の局面であり、テクニカル的には戻り売りが入ってきやすい構造です。
月足MAと週足MAの収束・拡散
・下から伸びる月足MA(赤線)が右肩上がりで下支えしており、上から下降してきた週足MA(青線)と収束→拡散に向かいそうで買い優勢にも見えます。
・ダウ理論の波(戻り売り)と、MAの収束拡散(長期〜超長期の押し目買い)の認識の不一致が起きており、方向感が拮抗しやすいポイントです。
*上記画像の青ゾーンは過去の節目に引いています。週足で見ると過去から効いているゾーンなのがわかります。
私の自作インジケーターです。下記で無料で入手できますので必要であればどうぞ。
また、チャートに引く水平線の重要性はこちらの記事で解説しています。
日足の環境認識|抵抗帯突破で上昇トレンド確定

・先週まで抑えられた抵抗帯を上抜け、上昇トレンドが確定。
・押さえてくるかと見せていた週足MA(赤色)も力強く上抜け。
上昇トレンド確定と抵抗帯の突破
ダウ理論における「上昇トレンドの定義(高値更新・安値切り上げ)」が完全に成立しているため、日足レベルでの目線は「買い」となります。
先週、上昇を抑えられた抵抗帯、週足MA(赤色)も抜けて高値を更新。力強いトレンドが発生しました。
4時間足の環境認識|MA収束→拡散で押し目買いが継続

サポレジ転換: 先週頭を抑えられた抵抗帯を突破。「天井が床に変わる」形で支えられて急上昇。
MAの収束→拡散: 日足20MAと4時間足20MAがぎゅっと収束から拡散へ。
MAの収束→拡散
日足MAと4時間足MAが収束し、相場のエネルギーが十分に溜まった状態からブレイクしました。
2本のMAが上向きに大きく開き(拡散)、日足・4時間足の買い勢力が完全に同調したことで勢いのある急上昇が生まれています。
天井が床へ変わるレジサポ転換
先週までの売りエリア(青帯)を上抜けた後、ラインまで価格が戻ったところでサポレジ転換(天井→床)を達成。売りの損切りと新規の買いが集中したため、押し目からの強い跳ね返しが起きています。
1時間足|1週間の値動き

最後に、私が実際に今週エントリーしたトレードを1時間足をベースに振り返ります。
黒枠が今週の値動き全体ですが、私がエントリーしたのは赤枠の1回です。
エントリーポイント|安値切り上げと利確・損切りの位置

実際のトレードは15分足まで落としてトレードを行いました。
赤線は4時間足レベル、青線は1時間足レベル、緑線は15分足レベルを表します。
4時間足→1時間足→15分足のフラクタル構造
4時間足の「押し目」という大きな波の背景に対し、1時間足で「トリプルボトム」というチャートパターンが完成しそうな局面。
さらに、その内部の15分足で「安値切り上げ・高値更新」という事実を確認してエントリー。
大きな波の中での小さな波がきれいにフラクタル構造に見えています。
強固な抵抗帯での支え
上述の切り上げポイントが先週から効いていた抵抗帯に支えられてからの転換を迎えました。
先週の頭を押さえていたレジスタンスラインがサポートラインに変わる非常に優位性が高い局面です。
まとめ
今週のユーロドルは、
- 週足:下降トレンドの戻しで売り圧力
- 日足:抵抗帯突破で上昇トレンド確定
- 4時間足:押し目買いが継続
というように、時間軸ごとに方向が異なる相場でした。 このような場面で最も重要なのは、 「自分がどの時間軸を軸にするかを先に決めること」 です。
軸が決まっていないと、週足の売りが気になったり、短期の買いが気になったりと、 チャートの動きに振り回されて右往左往してしまいます。
私がおすすめする軸は 4時間足 です。 理由は以下の通りです:
- 短い足よりテクニカルが素直に効きやすい
- 1週間で1〜2回のチャンスがあり、無駄なエントリーが減る
- 忙しい人でも分析・エントリーが可能
今週も、日足が上昇トレンドを確定させ、4時間足の押し目買いが綺麗に機能しました。
軸となる時間足を決めることで、迷いが消え、根拠が積み上がり、再現性の高いトレードが可能になります。
時間軸の不一致は“迷い”ではなく、 「どの時間軸を軸にすべきか」を教えてくれるヒント です。
あなた自身のトレードでも、ぜひ 4時間足を軸にした環境認識 を取り入れてみてください。 相場の見え方が大きく変わり、判断のブレがなくなります。
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